10倍速く書ける超スピード文章術の要約と書評【ブログ活用法】

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こんにちは、あおいです。

ブログの記事がうまく書けない人「上阪徹の10速く書ける超スピード文章術が気になる。要約と書評が知りたいです。ブログの記事がなかなかうまくまとめられなくて、いつも時間がかかって苦労してるんだけど、この本はブロガーがブログ執筆のために読んでも参考になるのかな?」

このような疑問に、ブロガーの私がお応えします。

かくいう私もブログ執筆には日々悩まされており、いかに労力を減らしてブログをスラスラ書けるようになれるか、ヒントを追い求めている身です。

先日このようなツイートをしました。

新たなインプットを求めてAmazonで本を物色していたところ、この「10倍速く書ける超スピード文章術」が目にとまり、内容が気になったので購入。

結論から述べてしまうと、「上阪徹の10速く書ける超スピード文章術」は、広く文章執筆全般に対しての内容ではありますが、ブログ執筆にお悩みの方が手に取っても参考にすることができる書籍です。

というわけで今回は、実際に「上阪徹の10速く書ける超スピード文章術」を読んだ上での要約と書評をまとめます。ブロガーが参考にすると良い点にも触れていますので、ぜひ参考にしていただけたら幸いです。

※大前提として、「ビジネス(マネタイズ)を目的としたブログの執筆をしているブロガー」向け。ブログといっても、エッセイのような読み物を書くのには参考にならないと思いますのでご了承ください。
目次

「10倍速く書ける超スピード文章術」の要約と書評

こちら、上阪徹さんの著書「10倍速く書ける超スピード文章術」。タイトルからして魅力的。
「悩まず一気に書き終わる」なんて、日々ブログ書くのに苦戦しているブロガーにしたら夢のような話ですよね。

要約と書評に入る前に、まずは目次を抜粋してご紹介します。

10倍速く書ける超スピード文章術のおもな目次

【序章】なぜ文章を書くのに時間がかかってしまうのか?
・なぜ、LINEは誰でも速く打てるのか?
・「用件だけ」で言いたいことは伝わる
・「うまく書こう」と意識するだけで手が止まる
・「起承転結」も「正しい文法」も気にしなくていい
・文章は絶対に「ゼロ」から書き始めてはいけない
・「何を書けばいいかわからない」という悩みが一瞬で消える

【第1章】 悩まず10倍速く書ける 「素材文章術」
・素材の3要素「独自の事実」「エピソード」「数字」
・「どう書くか」より「何を書くか」
・素材があれば400字は10分で書ける
・「魅力的な素材」は料理しない
・長い文章を速く書く方法
・文章は素材を用意できたらほぼ完成

【第2章】 正しい素材を集める2つのルール
・まず「書く理由」をはっきりさせる
・その文章で何を感じてもらいたいのか?
・「書くことそのもの」を目的にしない
・すべての文章には必ず「読んで欲しい人」がいる
・知人の中の「1人」に向けて書く
・残念ながら「みんな」に向けた文章は誰にも伝わらない

【第3章】 素材をひたすら集める
・「多く集めて、あとで削る」がいちばん速い
・メモだけで素材はどんどん増える
・素材は「自分の中」にもゴロゴロ眠っている
・一流のビジネスパーソンがジムに通う理由
・素材を倍速で集める「時間」の使い方
・あてのない素材集めは「ブログ」「SNS」に最適

【第4章】 素材を読みやすい順番に組み立てる
・「しゃべるように書く」と必ず伝わる理由
・「目の前」に読者がいると思えば自然と順番が決まる
・「オチ」にこだわらず「まとめ」を書くと読後感が良い

【第5章】 一気に書き上げる
・トップスピードで最後まで書き切るコツ
・「完璧主義」がスピードを落とす
・「多く書いて後で削る」が一番速い
・読みやすい文章を書く7つのポイント

【第6章】 読みやすく整える
・「全体」から「部分」へ焦点を移しながら修正する
・「説明不足」を埋め、「嫌悪感」を消していく
・語尾だけを見ながら「リズム」を作っていく
・「読み手は何も知らない」という前提に立つ
・「わかりにくさ」を潰しきるとっておきの方法
・形容詞を「素材」へ置き換えていく

【実践編】ケース別・速筆術
・素材の組み立て方その2「2000字」の文章

10倍速く書ける超スピード文章術の要約

ざっくりまとめると、下記の通り。

  • 文章を書くのは料理をするのと同じようなもので、まずは材料(素材)集めから。下準備がないと何も始まらない。
  • 文章を書くには「書く前工程」が最も重要で、いきなり文章を書こうとしてはダメ。
  • よい材料(素材)を集めることができれば、それだけで素人でも短時間でおいしい料理を作ることができる。
  • 素材集めのさい必要なのは、「誰に、何のために読んでもらうものなのか、またどう感じてもらいたいのか」を明確にすること。
  • ターゲットと目的をはっきりさせる。万人受けの文章では伝わらない、響かない。
  • 文章を書くにあたってやらなくて良いことは、「うまい文章を書こうとする」こと。
  • 表現力があり味がある文章は、凡人が簡単に書けるものではない。ゆえにそこを目指すとどうしても時間がかかってしまう。

ビジネス系の文章を書くにあたり、うまい言い回しや書き方、表現の工夫などのテクニックは不要で、読む人に合った素材集めが最重要であるということに重きを置いた内容になっています。

10倍速く書ける超スピード文章術の書評

まず、この本の文章自体が抵抗なくスラスラ読めます。

大事なところにマーカーが引いてあるのも、内容が自然と頭に入ってくるし分かりやすかったです。

個人的には、53ページの以下の一文から文章術に対しての解釈が広がり、最もしっくりきました。

「たとえて言えば、文章を書くというのは、料理をつくるようなものです。」

なるほど、そう言われてみれば「文章を書くこと」と「料理」には、色々と通ずるものがありますね。

「良い材料(素材)を集めることができれば、素人でもおいしい料理を作ることができる」ということは要約でも述べましたが、その他にもたとえば

  • 相手の年齢や好みを考えながらメニューを考えること
  • 相手によって味付けを変えたり、盛り付けを変えること

なんかも文章を書くことにあてはめて考えてみると、理解が増すのではないでしょうか。

あとこれはちょっと余談ですが、、、装丁がおしゃれです。

この本が届いたとき「ブックカバーにシルバーインキが使ってある。スタイリッシュだなあ…」と思っていたのですが、カバーを外してみたら全面シルバーでびっくり。装丁の意外性にちょっとおどろきでした。

「10倍速く書ける超スピード文章術」をブログ執筆の参考にすると良い点

以下の2点です。

  • ①:目の前の読者に、しゃべるように書く
  • ②:分かりにくい文章の原因になる「形容詞」は使わない

順に説明します。

①:目の前の読者に、しゃべるように書く

ブログ記事を書くときは読んで欲しい相手を具体的に想定し、目の前にいるその人と「会話している」と思って書くとリアリティが増します。

マーケティングの分野では、「ペルソナ設定」として語られたりします。

たった一人の相手に向けて伝えることを意識することで、相手が欲している情報(悩みや疑問)に的確に応えることができ、濃い内容を執筆することができるんです。

相手が目の前にいたら、会話はキャッチボールです。

「え?・・・・・それってどういうこと??」と相手にうまく理解してもらえなかったとしても、そこで会話を終わらせることはできないですよね。

具体例をたくさん出したり、あとで話そうと思っていたことを先に話すなどして、何とか理解してもらおうと工夫するはず。

そういったことを念頭において記事を執筆すると、分かりやすい文章につながります。

②:分かりにくい文章の原因になる「形容詞」を多用しない

これは意識したことがなかったのでとても参考になったのですが、形容詞は多用すると稚拙さが目立ち、ひいては分かりにくい・味気ない文章になってしまうということです。

具体例があったほうが分かりやすいと思いますので、本書より引用します。

天気がよくなったのでプールに入って、うれしかったです

この場合の形容詞は「うれしかった」です。上記は子供の作文を例にしているのでやや極端ではありますが、「うれしかった」だけだと、「何がうれしかったのか?」がいまいち分かりませんよね。

いっぽう、形容詞を具体的にするだけで、文章が以下のように変わります。

ずっと風邪をひいていて、昨日、今年初めて大好きなプールに入れた。ひんやりして気持ちよかった。うれしかった

本来書くべきことがきちんと説明されて、ぐっと分かりやすくなりましたよね。

この例からも分かるように、ブログ記事が完成したらざっと見返してみて、「形容詞のおかげで分かりにくいところがないか?」チェックするのがオススメです。

形容詞を具体的に噛み砕いて説明しなおしたり、いっそのこと形容詞を使わなくても語れる内容に変更してみるのも手ですね。

というわけで、以上です。

「10倍速く書ける超スピード文章術」は、ブログを書き出すと悩んでしまい書けなくなる人、なかなかスラスラ書けない・文章がまとまらない人・・・などには、何かしらヒントになる内容の書籍だと思います。気になっている人は、ぜひ。

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